トリニダッド・トバゴ Q&A

 

このコーナーでは、日本から送られてきたメールを元に、質問の多かったものを中心に、掲載してみます。日ごろみなさんが感じている素朴な疑問にお答えします。

Q: トリニダッド・トバゴってどこにあるんですか?

 

A: カリブ海の一番南端に位置する島国です。トリニダッド島とトバゴ島の二つの島があります。パリア湾をはさんだすぐ西側はベネズエラのため、よく南米と勘違いされますが、カリブ海地域が正解です。

Q: 日本からだと、どうやっていくんですか?

 

A: アメリカを経由してくるのが一般的です。ニューヨーク、もしくはマイアミから直行便がでています。カナダのトロントやイギリスのロンドンなどからも同じく直行便がでています。

Q: 入国にはVISAが必要ですか?

 

A: 2000年現在、すべての日本人は入国する際にVISAが必要なはずです。ただしこの問題に関しては直接、イミグレーションオフィスに確認することをお勧めします。日本ではイギリス大使館がVISAの発給業務を兼任しています。

 

近年、近隣の島国からトリニダッドに入国する際には、トリニダッドの空港の入国審査で規定の料金を払えば、VISAがなくても入国できるという情報が出回っていますが、その真偽については定かではありません。これは入国する人の国籍やパスポートによって、レギュレーションが違うことからきていると考えられます。

 

アメリカの航空会社のカウンターによっては、パスポートにVISAがない乗客については、出国する以前に、搭乗を拒否される場合がありますので、ここはやはりVISAを確実に取得するのが賢明でしょう。

Q: カーニバルに行きたいのですが、ホテルの予約とかは大丈夫でしょうか?

 

A: 大手のホテルチェーンのようなタイプのものから、ゲストハウスなどまで色々あります。ただしオンラインで予約できるところは、まだ少なく、その多くは直接宿泊施設に電話で予約する必要があります。

 

カーニバル期間中は、どの宿泊施設も満室が予想され、予約は年内中にするのが好ましいでしょう。

 

カーニバル期間中の料金は、どこもハイシーズン設定の特別料金です。カーニバルファイナルの日からさかのぼった5日間または1週間が、この期間にあたり、この期間は通常料金の2倍以上になります。

Q: 現地でスティールパンを買って帰ることはできますか?

 

A: はいできます。方法はいくつかあります。直接パンメーカーやショールームに行って購入する方法が最も一般的です。また、市内にある一部の楽器屋さんでも購入することができます。直接パンを作っている職人から買うこともできますが、旅行者にはお勧めできません。

 

気をつけなければいけないことは、店の多くは、在庫をあまり持っていないことです。このため自分の欲しいタイプの現物があれば、持ち帰ることはできますが、そうでない場合はオーダーすることになり、この場合の納期は1ヶ月〜2ヶ月が一般的です。日本への発送は店によって、対応はまちまちなので、相談してみてください。

Q: トリニダッドはスティールパン発祥の地と聞いたのですが、パンの演奏はどこででもやっているのですか?

 

A: これは訪れる時期によって大きく違います。カーニバル期間中は、パンヤードと呼ばれる練習場に夜間、足を運べば、大抵の場合は聞くことが可能です。また、この期間中は各地でコンテストが開催されているため、フルスタイルの演奏を見ることができます。

 

これに対して、オフシーズンはどこでも演奏が聞けるというわけではありません。パンヤード自体は週に何度かは定期的に練習していますが、その活動はかなり減り、また不定期です。有名アーティストは、オフシーズンになると、世界各地に公演のため出国してしまい、いないことのほうが多くなります。

 

唯一、定期的な演奏を見られる場所は、ヒルトンホテルで月曜日の夜に行われるディナーショーです。リンボーダンスや、アフリカンドラムなどと一緒に、パンのミニコンサートを、食事をしながら見ることができます。

Q: トリニダッドの海は、写真で見るようなエメラルドグリーンの海なんですか?

 

A: 一概にそうとも言えません。海がきれいなところはトバゴ島のほうです。特に空港の近くにあるピジョン・ポイントは有名なビーチです。またトバゴ島には多くのダイビングスポットが存在し、マンタなども見ることが可能です。

 

これとは対照的に、首都POSがあるトリニダッド島の海はあまりきれいではありません。特にPOSダウンタウンに隣接する、パリア湾のある西海岸は致命的です。大西洋側の東海岸も水の色は濁っています。ただし、唯一カリブ海に面している北側の海岸線にはいくつかの美しいビーチが存在します。TOCO海岸はさんご礁が広がる美しいビーチです。ただしPOSからは車で2〜3時間かかります。

Q: トリニダッドはスペイン語が公用語ですか?

 

A: いいえ、違います。公用語は英語です。長い間、イギリスの統治下にあったため、イギリス英語が話されています。ただし、かなりなまっているので、最初のうちは同じ英語なのに、何を言っているのかわからないこともしばしば。

Q: トリニダッドへ電話をする時の国番号は、アメリカと同じ「1」ですか?

 

A: はいそのとおりです。ただし注意しなければならないことは、国番号がアメリカと同じだからと思って、電話料金もアメリカと同じだと勘違いしている方がいますが、これは間違いです。

 

日本〜トリニダッド間の電話料金は、最も高い料金設定のひとつです。電話会社にもよりますが、200〜300円/1分が一般的です。つまりは、ホテルを予約しようと思って10分話しただけで、すでに3000円近くかかっているということです。