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トリニダッド自動車事情

 

車は、この国で生活するうえで必需品だ。もちろんなきゃないでどうにかなるのではあるが。街中にはかなりの数の自動車が走っている。そのほとんど90%を日本車が占めている。残りは欧米など日本でもおなじみの各メーカーだ。通行は日本と同じ左側通行、右ハンドルだ。

 

まず最初に考えなくてはならないことは、車の値段が日本に比べて非常に高いということだ。ほぼ5割増しといっていいだろう。これは新車、中古車どちらにも当てはまる。例えば、日本ではどう見ても5万円ぐらいにしかならない中古車が、こちらでは、平気で50〜60万円の値段が付いている。

 

この国の自動車事情のもうひとつの特徴として、コンパクトサイズカーが非常に多いということだろう。これは後ほどにも述べるが、エンジンの排気量による税率が非常に高いことからくると言える。つまりは大きな排気量のエンジンについては高税率が適用されるため、1.3リッタークラスの小型車がこの国の主流となっている。

 

街中でよく見かける車は、三菱ランサー、トヨタターセル、スズキカルタス、日産サニー、ヒュンダイエクセル、ホンダシビックなどだ。

 

新車

 

新車の購入は、日本と同じようにディーラーで購入することができる。もうひとつの方法として日本で購入した新車を輸入するという方法もある。しかしこちらは、課税、免税の適用するケースが購入者のそれによって異なるので、ここでは一般的な現地購入のケースを考えることにする。

 

現在の主なディーラーは以下の通り

メーカー ディーラー名 Web/E-mail
トヨタ Toyota T & T Ltd. www.toyota.co.tt
三菱 Diamond Motors No information
日産 Neal & Massy Motors No information
ホンダ Classic Motors classic@ttol.co.tt
マツダ Southern Sales & Service Co. Ltd. No information
スズキ Neal & Massy Motors No information
いすゞ Automobile Sales Ltd. poscars@carib-link.net
ヒュンダイ Mel's Automotive No information
プジョー Amar Distributors Ltd. No information
フォード Mcenearney Motors No information
メルセデス Sterling Service Ltd. stervice@wow.net
BMW T & T Motors Ltd.  ttml@trinidad.net

 

上記以外のメーカー: シボレー、アウディ、フィアット、ダイハツ、シトロエン、KIA、ローバー、ボルボ、など

 

新車の契約から納車までは、現在ほぼ1ヶ月ぐらいかかる。もちろんその時の状況にもよるが。低金利ローンの相談などにものってくれるディーラーもある。

 

中古車

 

この国には中古車が非常に多く走っている。ある意味では車を非常に大事に乗っているいってもいいくらいだが、その運転を見ている限りでは、かなり酷使しているともいえなくもない。

 

中古車の流通価格は、日本のそれと比較してかなり高めといえる。2〜3年経過したものでもほとんど値落ちはすくない。

 

マーケットプライスは新聞の個人売買の広告から判断できる。車種、年式、コンディションなどがもとになるが、他の国と違って年式の表示の仕方にこの国の特徴がうかがえる。ナンバープレートの最初の3ケタがアルファベットになっており、そのアルファベットが年式を意味するのである。

 

PBA1123 HBA4456 TAB2345

 

ちなみに上記プレートの最初の1ケタめは車の種類を表し、「P」は自家用車、「H」はタクシー、「T」は貨物トラックとなっている。左側ハンドルの車の取得には特別の申請が必要で、車の後部に LEFT HAND DRIVE という巨大なステッカーが貼られてとてもかっこうが悪くなる。

 

中古車のコンディションは、まあほとんどあてにならないだろう。この国の運転マナーは非常に悪く、乗り方もかなり荒く感じられる。おまけに気温が高温ということもあり、その状態は想像つくだろう。日産の430セドリックや510ブルーバードは現役でたくさん走っている。思いがけないマニアックな車に時々お目にかかりびっくりすることもある。

 

製造から5年を過ぎた車については、日本と同じような車検を2年ごとに受けなければならない。ただし内容は簡略化されており、フレームナンバー、エンジンナンバーの照合などのいたって簡単なものだ。

 

免許取得

 

運転免許証は街中の「ライセンス・オフィス」で取得する。POSのオフィスはホリデイ・インの先のハイウェー沿いにある。このオフィスは日本の運転免許試験場と陸自が合体したような機関で、免許証の発行事務とナンバープレートの発行、それに車の「インスペクション」といって、ナンバー取得時の車体検査などの業務をおこなっている。

 

免許証の取得には通常、「学科試験」と「実技試験」の両方を受験しなくてはならない。試験を受験する前に民間の教習所にあたるところで実技講習が受けられる。

 

日本人が免許を取得する時は、国際免許からの書き換えが可能だ。この場合、実技試験は免除になるが、学科試験を受験しなくてはならない。今回はこの場合について以下に説明する。

 

1 必要書類

2 試験日の予約

 

試験は申し込んだその日には受験できない。つまりは勉強してから出直して来いという方式である。まず、必要書類に記入後試験日の予約を取る。いくつかの時間帯が希望できる。そして肝心なのが学科試験の勉強を試験日までにしなければならないのであるが、そのための予備問題集を窓口で購入する。これはTT$15だ。

 

3 試験勉強

 

試験は3つのパートで構成される。

なぜ、試験勉強をしなければだめか。それは簡単、かなりマニアックな問題が出題され、日本人には絶対解けない問題が含まれているからだ。

 

例題

 

ポート・オブ・スペインエリアでは、緊急時以外の夜間クラクションは禁止されている。その時間帯は?

 

答え: 9:00PM〜5:30AM

 

などだ。これに加えて、この国ではウィンカーより手信号が優先する。このため手信号に関する問題が6題出題される。

 

4 免許証発行

 

試験時間は確か30分で、これに合格すると所定の費用を会計窓口に払込み、その後、となりの写真室で写真撮影となる。その写真撮影をした部屋で最終的に免許証が渡され、これで完了である。ほぼ半日かかると思ったほうがよい。

 

ガソリン

 

ガソリンは日本と同じようにガソリンスタンドで給油する。スタンドの店員が給油してくれるフルサービス方式である。満タンもしくはいくらぶん給油したいのかの金額を店員に告げる。

 

レギュラー、ハイオク、軽油の3種類あるが、このうちの純粋なハイオクガソリンは一部の店舗でしか扱っていないので、ハイオク使用の車の購入に際しては注意が必要である。

 

値段はガソリンが日本円にして、1リッター当り約50円。軽油が同じく30円ぐらいだ。

 

ガソリンスタンドの値段は基本的にどのスタンドで入れても値段は同じである。今年に入り新築のガソリンスンドが軒並みオープンしている。これはアメリカや日本のそれと同じようなタイプのコンビニが併設されている。中にはKFCなどファーストフードなどが併設された便利な店もオープンしている。今後こういったタイプの店に順次移行していくものと思われる。

 

交通ルール

 

日本と同じ右側通行、左ハンドルである。ハイウェーの最高速度は80km、街中は大体50kmだが、もちろんこんなものはあってないようなものだ。100kmで走行していると平気で後ろからあおられる。

 

トリニダッドは手信号がウィンカーより優先しており、この手信号をかなりの頻度で使用しているドライバーがいるということだ。これははっきりいって車がぼろいためにウィンカーやストップランプがまともに機能していないことを意味する。

 

街中にはヨーロッパの流れと思われるが、ロータリー式の交差点が多数存在する。ロータリーの侵入には右側方向から来る車に優先権があり、進行を妨げてはならない。

 

駐車禁止区域で特に注意することは、曜日によって、駐車禁止の方向が変わる区域が存在する。これは月水金は上りが駐禁で、火木土が下りなどだ。これに違反し、警察に見つかると日本のようにタイヤに線を引かれることもなく、即刻台帳にチェックされる。たぶん後日何らかの形でキップがくるのだろうが、まだ捕まったことはない。

 

スピード違反はオービスなどがないため、まず捕まることはない。

 

税金

 

新車の購入時には、VATという日本で言うところの消費税みたいな税金が課せられる。車の場合はおよそ車両価格の20%ぐらいをみておいたほうがよい。

 

海外から車を持ち込む場合は、関税が課せられるが、特に中古車を輸入する場合は、エンジンの排気量によって税率が違い、1300ccまではおよそ日本円にして40万円、1600CCクラスだと60万円といった具合にかなり高い。こうした背景によりこの国では中古車の値段が異常に高いのである。

 

保険

 

保険は強制である

 

自動車を所有しているすべての人に対して、保険の加入が義務付けられている。新車の購入時、個人売買によるタイトルの書き換え時、新たにナンバーを取得するときなどはドライバーズオフィスで必ず保険証の提示が求められる。

 

ただし、次年度から保険を継続加入しないドライバーが意外と多く、無保険の車がかなり走っているのが現状だ。

 

保険はいくつかの種類があり、フルカバーのものから、条件によりその内容をいくつか除いたものまで、選択できる。

 

25歳以下は要注意

 

25歳以下の者、運転歴が2年未満のもの、過去に事故歴が多い者等などは、超過料金がかかる。また車を貸すような場合、運転者が上記に該当する場合は保険がおりないことがあるので要注意である。

 

無事故証明書

 

日本の保険会社が発行した、英文の無事故証明書を持参すると、保険代金が割引になる。最高で60%ぐらいまで割引になる。

 

車両評価額を考える

 

保険の料率を計算する際には、基本的には車両価格のマーケットプライスが基準になる。新車購入時は購入金額で問題はないが、中古車の場合はその車の評価額により料率が大きく左右される。特に日本から車両を持ち込む際には「インボイス」の申告額が基準になることがあるので、いくらに設定するかを日本出発時に検討したほうがよい。

 

参考までに、G社の見積もり価格はフルカバータイプの保険で対人5千万円、車両200万円で年間14万円、車両100万円だと9万円ぐらいだ。